BSG-RX-R4製品仕様書 v1.1
基本情報
製品概要
型式一覧
型式仕様 | 商品説明 |
---|---|
BSG-RX-R4 | ラッチ式電磁弁×4極を操作用のLoRaデバイス |
形状
外形図
使用プラボックス
日東工業株式会社 キー付耐候プラボックス(屋根付) OPK12-1525A
※詳細は メーカーサイト をご参照ください。
各部の名称
番号 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
① | 専用バッテリー | 付属専用バッテリー |
② | STARTボタン | 電磁弁を開放します |
③ | STOPボタン | 電磁弁を閉鎖します |
④ | VALVE ch | START/STOPボタンの対象電磁弁を選択します |
⑤ | MIN | STARTボタンの開放時間(分)を選択します |
⑥ | LPWA ch | 無線通信で使用する周波数を選択します |
⑦ | 端末ID | 本機のIDを選択します |
⑧ | アンテナ | 無線通信用のアンテナ |
⑨ | Valve 1 | 電磁弁1接続用の端子台 |
⑩ | Valve 2 | 電磁弁2接続用の端子台 |
⑪ | Valve 3 | 電磁弁3接続用の端子台 |
⑫ | Valve 4 | 電磁弁4接続用の端子台 |
定格/性能
カテゴリ | 項目 | 仕様 |
---|---|---|
制御 | 電磁弁接続可能数 | 4点 |
対応電磁弁 | DC5-12V(※1) ラッチ式電磁弁(2芯 または 3芯式) | |
信号出力時間 | 500ms | |
操作方法 | ボタンスイッチ または 無線通信による制御 | |
通信 | 無線方式 | 920MHz帯特定省電力無線 LoRa変調 |
通信プロトコル | 独自フォーマット(Private LoRa) | |
通信距離 | 約2km (※2) | |
技術基準適合証明番号 | R001-P01026 | |
電源 | 電源 | 定格入力電圧:DC6-12V(※1) |
消費電力 | 5W以下 | |
バッテリ | 専用バッテリー(一次電池)で約1年間動作 (※3) | |
外形 | 形状 | 150(L) × 250(W) × 120(H)mm |
重量 | 1100g | |
環境 | 動作温度 | -10℃~60℃ |
動作環境 | 屋内/屋外 (IP44) |
※1 入力電源電圧が電磁弁の制御電圧となります。
※2 見通し環境での目安であり、性能を保証するものではありません。
※3 この性能は目安であり、性能を保証するものではありません。
付属品
専用バッテリー(同梱)
設置方法
端末IDの設定
無線制御時の子機IDを指定できます。制御システムの設定にあわせて変更します。 端末IDはマイナスドライバーを用いて設定します。また、設定後は電源の再投入が必要です。
無線周波数帯(LPWA ch)の設定
LPWA chはマイナスドライバーを用いて設定します。また、設定後は電源の再投入が必要です。
無線通信で使用する周波数を1からFまでの15段階で設定できます。周波数は200KHz単位になります。周辺で同じ周波数帯が利用されている場合、できるだけ隣接していない周波数を選択することを推奨します。
無線周波数帯の設定は、必ず通信対象のLoRaゲートウェイ「BSG-GW-AR」と同じ値にしてください。
BSG-GW-ARの設定方法 の詳細をご覧ください。
RFチャンネルと周波数帯の組み合わせは下記のとおりです。
設定値 | 周波数 | ARIB STD-T108 単位チャンネル番号 |
---|---|---|
0 | - | - |
1 | 920.6MHz | 24 |
2 | 920.8MHz | 25 |
3 | 921.0MHz | 26 |
4 | 921.2MHz | 27 |
5 | 921.4MHz | 28 |
6 | 921.6MHz | 29 |
7 | 921.8MHz | 30 |
8 | 922.0MHz | 31 |
9 | 922.2MHz | 32 |
A | 922.4MHz | 33 |
B | 922.6MHz | 34 |
C | 922.8MHz | 35 |
D | 923.0MHz | 36 |
E | 923.2MHz | 37 |
F | 923.4MHz | 38 |
電磁弁の接続
Valve1からValve4までの任意の端子台に電磁弁の制御線を接続します。設置後は 「電磁弁操作方法」 を参考に動作確認を行ってください。
接続する電線の推奨値は以下になります。
ケーブル仕様 | 推奨値 |
---|---|
導体断面積 | 0.75 mm² |
ケーブル長 | 最大30m〜200m(接続電磁弁によって異なる) |
推奨値以下の電線ですと電圧降下により電磁弁が動作しないことがありますのでご注意ください。
接続する電磁弁が2芯式の場合
- ON: 電磁弁の開放制御線を接続(黒)
- COM: なにも繋がないでください。
- OFF: 電磁弁の閉鎖制御線を接続(白)
接続する電磁弁が3芯式の場合
- ON: 電磁弁の開放制御線を接続(緑)
- COM: 電磁弁のコモン制御線を接続(茶)
- OFF: 電磁弁の閉鎖制御線を接続(黃)
下の画像は、Valve1に2芯式、Valve3に3芯式を接続した状態です。
※制御線を抜く際は、端子台のスイッチをマイナスドライバーで押し込みながら、制御線を引き抜いてください。
電源操作
バッテリー前面のスイッチで、機器の電源ON/OFF操作ができます。
⚠注意
- 電気配線時には、必ず電池ボックスの電源を切ってから作業してください。
- 濡れた手で触らないでください。
- 電源には純正バッテリー以外を接続しないでください。火災、事故、故障の原因になります。
バッテリーの交換方法
1.本機電池ボックスの電源を切ります。
2.電池ボックスの取っ手を持ち、ゆっくり引っ張ります。この時、電池ボックス後部にケーブルが接続されていますのでご注意ください。
3.ケーブルのコネクタを外して、電池ボックスを取り外します。
4.交換用の電池ボックスの電源が切れていることを確認します。
5.交換用電池ボックスのコネクタを本機に接続し、ゆっくりと本機上部のスペースに挿入します。
6.交換用電池ボックスの電源を入れ、AirRainシステムにログインして散水操作を行い、電磁弁が動作することを確認してください。
電磁弁操作方法
電磁弁の操作を操作パネルで行うことができます。
電磁弁の開放
番号 | 手順 |
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1 | VALVE chの選択を制御する電磁弁番号に切り替える(上記画像では1番) |
2 | MINの選択を制御時間(分)に切り替える(上記画像では1分) |
3 | STARTボタンを押して対象の電磁弁を開放状態にする |
挙動について
- MINで選択した時間が経過すると、電磁弁は自動で閉鎖します。
- STARTボタンを押した後、VALVE chやMINを変更しても開放状態の電磁弁の動作は変化しません。
- VALVE chを切り替えながらSTARTボタンを押していくことで、すべての電磁弁を同時に制御することが可能です。
- 既に開放状態の電磁弁を操作した場合、再び開放信号が電磁弁に送信されます。
- 既に開放状態の電磁弁を操作した場合、以前の自動閉鎖はキャンセルされ、選択中のMINの時間が経過すると電磁弁は自動で閉鎖します。
電磁弁の閉鎖
番号 | 手順 |
---|---|
1 | VALVE chの選択を制御する電磁弁番号に切り替える |
2 | STOPボタンを押して対象の電磁弁を閉鎖にする |
挙動について
閉鎖状態の電磁弁を操作した場合でも、閉鎖信号は電磁弁に送信されます。